遠ざかったのはあたし
祭囃子を窓辺から
きつねのお面と綿菓子と
夜に咲く大輪
出店巡り
色気より食い気。そんな君でいいと思う
金魚戦争
狙い打つ
熱に浮かされる
祭りの後に

手段を選ばない正義
伸ばす手が消えた
どうか傷つかないで
金と赤がまじる
鴉の帰る場所
虚ろなエメラルド
オルガニストの願い
人形師は穏やかに
物質の塊
いたかった

びた一文の価値もない
滲むあなた
積もり積もった無形
凝り固まったのは理由も忘れた嫉妬
しあわせなあなた方の傍に居たくて
ふたりのしあわせを願うばかり
蒼白が動き出す
鈴の音と約束
自己犠牲に酔う
レールから外れた道へ

親友と戦友
貫く正義の先を知れども
踊らされた切っ先が憎い
流刑地にて待つ
ヘヴィートライアル
鈴の鳴る方へ
レトロパラドックス
灯火を吹き消され
出来合いで紡ぐ細き糸
止まった針が進む進む

空白は埋まらない
会いたい人は今何処
我が愛し子に御加護を
ひとのかち
なんだか痛い
地下鉄に響くオムニバス
湿気た花火の使い道
睨む鏡越し
奇声は断続的に
倒れ行く鉄壁