―あ―
相容れない両極端
愛した人たちの屍の上に
「アイシテ」があたしを殺す
愛してる、そんな嘘は要らないわ、
会いたい人は今何処
愛の安売り特売日
曖昧な線引きに縋る
曖昧に溶けるさようなら
青い春があせてゆく
アオイロ完全燃焼で終わらせて
赤い実が誘う非日常
開かずの箱に錠前を
茜に消え行くあなたを追いかけ
悪意が生まれる最期
悪意に塗れた幻聴
悪夢を連れて使者は言う
朝陽にとける
明日が来て欲しかった
与えられる普遍に浸る
あたしにとってのニセモノは
あたしに不幸をくださいな。かわりにあなたへ幸福を
温かい"非"日常に終わりを告げよう
辺り一面に舞うアカ
圧搾チキンハート
宛先不明の手紙
後追いジュリエット
後出しロジック
あなたに、一輪の花を。
あなたの涙が頭を過る
あなた不足で泣きそう
あなたへ向かう七色の橋
あなたをどう想いたいのか
あなたを迎え入れること
あのこがいない
あのこにあってわたしにない
あの人は嘘吐きだ
甘いのは苦手
甘えたがりな脇役Z
雨音遠く、声を殺した
天邪鬼一人相撲
飴玉の末路
雨降り二重奏
雨にまぎれた涙
雨止み願うてるてる坊主
アリアドネは知らぬふり
或るひとつの絶対
在るようでない隙間
アンダンテで会いに行こう
行燈ボウノット

―い― 
いいよ、もう慣れたから
如何を問わず
生き埋めトラベラー
息が詰まるほど
行き止まりめがけて落ちてゆく
いたかった
痛みなき終焉を
一番欲しかったはずなのに
いつかのあなた様へ
何時かの口約束
「いつか」はやって来なかった
いっそのこと突き放して
何時でも繋いで下さい
何時も君は先を行く

1度目の最期
愛しい愛しい亡骸へ
愛し傘よ、さようなら
糸で繋がるだけの儚さよ
猪の如く突進する様は猛々しく
祈り捧ぐは神か悪魔か
祈りは切っ先に
歪なクロス
歪な三日月を貼り付けて
歪なる精一杯の愛を
異分子根絶風潮
今は眠る残像へ
忌まわしき汚点よ
今わの際には最高の、
要らなくなったら言って欲しい
イレギュラー降臨
色気より食い気。そんな君でいいと思う

―う―
ウエストミンスターチャイムに誘われて
浮かされた想いに蓋を
ウサギによるアリス誘導作戦
後ろ姿を探して
埋火に吐息
渦巻く期待失望かまいたち
薄桃色の吹雪に消えゆく君の背を見送って
薄桃の道の先に幸いあれ
薄汚れた空で舞う
薄ら笑う謀略の影は高みから
嘘と嘘を足したら何になる?
嘘に塗れた幸福をあの人の為に捧ぐ
嘘のままにしといてよ!
泡沫マリオネット
歌声の傍らに
打ち込む逃避
虚ろなエメラルド
奪ってナンボのもんでしょ
恨めしく思う程、後悔した
売り言葉に買い言葉

―え―
永久就職しても良いですか?
永久凍土に射す光
栄光をかたる過去進行形
エメラルドが示す方向へ
エリンギ乱舞

―お―
王子が白馬でやってくるとは限らない
王子様捜索中
“大勢”から踏み出せない一歩
お菓子の家から連れ出そう
臆病者の末路
穏やかな金色
穏やかなるティータイム
落ち葉と共にかえりゆく
お天気雨から暴風雨
音もなく消して
踊らされた切っ先が憎い
驚いた、まだ生きてる。
おひさまとともに
溺れたあたしは目を閉じた
思い描く他ないだろ
思い出さなくていいから
想い馳せる約束の日
折込文書による意思疎通
オルガニストの願い
オルゴールの音色に導かれ
折れやすい故に
オレンジ色の教室で
終わりなど私は知らない
オンリーワンを蔑ろ